吃音治療に有効な3つのボイストレーニング


 

吃音を治すに有効なボイストレーニングについてお話します。ShoutPersonHasMegaphonTopView

 
理論に基づいた正しいトレーニングを行うことで吃音治療に一定の効果があることは実証されています。そしてそのことが「話せる」というプラスの心理的作用をもたらしてくれます。
 
なので、そうしたトレーニングを行うことは有効です。
 
今日の記事では、吃音治療において高い効果性が実証されているボイストレーニング方法を紹介していきます。
 

1.ボイストレーニングを行うにあたっての絶対ルール

 
 
まず大原則として、吃音を一切出さないように、吃音を完璧に
コントロールするために、など、
 
そのような考えのもとにトレーニングを行ってはいけません。
 
ボイストレーニングで吃音が酷くなるのは、そういう場合です
 
吃音を引き起こす要因である、発語に対する過剰な意識の介入
をより強めてしまうからです。
 
だから、完璧な喋りを目指す必要はありませんし、吃音をコント
ロールしようとする必要もありません。
 
「今よりも楽に話せるようになるため」
 
このような気持ちで行いましょう。これは吃音治療全般における
大事な考え方でもあります。
 
「吃音を出さないように」ではなく、「自分が楽に話せるように」
という視点。
 
 
 

2.吃音治療に有効な3つのボイストレーニング

 
 
それでは、3つ、ボイストレーニングを紹介していきましょう。
 
 

2-1.SOV(軟起声)法

 
非常に有名で、古典的な方法です。soft on voiceでSOV。
 
単語の最初の母音を、少し伸ばすようにして全体的に優しく、
軟らかく発声をするというものです。
 
よく「ささやくように」とも言われます。
 
「ぁーーりがとうございます。」
「こぉーーんにちは。」

このように、母音を伸ばして軟らかい発声を練習します。
 
言語聴覚士による治療で、よく行われている発声法です。
 
苦手な単語や、どもりそうになったときに、無理に絞り出すの
ではなく、このSOV法によって軟らかく伸ばすようにする。
 
そうすると、無理なく言葉を発することができます。
 

2-2.唱和音読

 
誰かが話した文章を、その直後(ほぼ同時に)、後を
追いかけるように唱和するというものです。
 
通常はガイドと2人で行いますが、1人でも行えます。
 
スピーチや演説などの音声を用意して、それを聞きながら
後を追いかけるように、そっくりそのまま唱和していきます。
 
学校でみんなで一斉に教科書を朗読したと思いますが、あれ
と同じ要領です。
 
魅力的なスピーチなどの音声をモデルにすることで、その話し手
の話し方を自分の脳に定着させていく狙いがあります。
 
モデリング学習ですね、要は。
 
最初は音声に付いていけなかったり、混乱して上手く喋れない
かもしれませんが(大丈夫、普通の人でもそうなります。。)、
 
慣れの問題です。
 
どれか1つだけやるなら、この唱和音読を重点的に行ってもら
うのがいいかと思います。それだけ効果的ということです。
 
 
 

2-3.感情を込めて話す

 
これはボイストレーニングというよりも、普段の会話において
の意識なのですが、
 
「感情を込めて話す」
 
ということを実践してみてください。
 
感情を込める、感情を言葉に乗せて解放する、そのような
イメージを持ってみましょう。
 
すると、
 
驚くほど話やすくなります。このことは下記のページで詳しく
書いてあります。
▶︎吃音と感情の関係を理解する
 
 
 

まとめ

 
吃音治療に有効な3つのボイストレーニング、
 
・SOV法
・唱和音読
・感情を込めて話す
 
いずれも効果は実証されている方法論ですので、正しく行えば
治療効果を見込むことができます。
 
もちろん、これだけやっていれば治るというものではありません
ので、発声トレーニングに偏ることがないよう注意しましょう。

 


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