あがり症を克服するための心理技術


 

 

あがり症を克服するための戦略についてお伝えしようと思います。mark-589858_640

あがり症のあなたが持つ特徴、緊張や不安、パニックを和らげ、上手く対処するための1つの技術、そして即効性のある身体へのアプローチを知ることができます。

あなたがあがり症を克服するための重要な情報ですので、ぜひ読み進めていってください。

 

 

1. あがり症の症状について知るべきこと

まずあなたが知るべきことは、あがり症の症状は決して異常な反応ではないということです。対人の場面で緊張する、心臓がドキドキする、声が震える、顔が赤くなるなど、、、そうした症状はおかしなものではありません。

あがり症の原因は心理的なものも大きいですが、それ以前に生まれ持った遺伝的特徴も考慮に入れる必要があります。

あなたは一言で言えば「敏感な人」です。周囲の態度や言動、感情に敏感に反応しやすく、また恐怖や不安などを感じるとそれが身体の症状として現れやすい、、、そんな資質を持って生まれてきたと言えます。

 

1-2. あなたは正常である

その資質自体に、良い悪いはありません。あなたを悩ませているあがり症の身体症状は、普通の人たちにも起こることです。ただ、あなたは生まれ持った資質のせいでそれが人よりも目立ちやすいというだけです。数々の身体症状は生物としての自然な防衛反応、生理現象であって、異常な反応ではありません。

しかし、あなたや周りの人間がそれに「おかしなもの」、「異常なもの」というラベルを貼付けてしまえば、、、それは異常なものとしてあなたを苦しめることになります。

そうなると、「またあがってしまうのではないか、、、」という不安を感じるようになり(予期不安)、その心理があがり症を強固なものにし、より長く持続させ定着させてしまうのです。そうやってあなたは、あがり症になってしまったはずです。

 

1-2. あがること自体はあがり症ではない

ある人が、大勢の前での発表の場で「あがってしまった」としましょう。では、この人はあがり症なのでしょうか?いいえ、そうではありません。

なぜならあがってしまっても、それを「普通」だと思っているからです。「大勢の人の前で話すのは誰でも緊張するもんでしょ?そんなん当たり前じゃん。」

つまり、緊張してあがってしまうことに対して「異常」というラベルを貼付けてはいないのです。あくまで正常な反応だと捉えているのです。ここにあなたがあがり症を克服するヒントがあります。

答えを言えば、あがり症を克服するとは、あがることに対して貼付けた「異常なもの」というラベルを剥がし、新しい意味付けを行うということです。それを行うための技術を身につけることが、ここでの目的です。

 

 

2. あがり症を克服するためのリフレーミング

リフレーミングは認知療法などで使われる用語で、「新しい視点、文脈で物事を捉え直すこと」です。これは最も実用的で使いやすく、価値のある技術です。

あなたのあがり症を形成したものは、あなたがあなたの症状に貼付けた意味です。「これは異常なものだ、おかしなものだ。」

だから、あがり症を克服するために、リフレーミングによってそれに新しい意味を与えるのです。新たな視点で捉え直すのです。今のあなたには正しい知識があります。あがることは、身体の症状は、別に異常なものではない、正常な反応であることを知っています。

リフレーミングを行うための知識はすでにあるのです。そこで、、、

 

2-1. 今の視点から、過去の経験をリフレーミングする

あがり症についての正しい知識を持っている今の視点から、過去の経験をリフレーミングし、新しい意味を与えましょう。例えば、、、

「あのときは、みんなの前で上手く話せなくて顔が真っ赤になってものすごく恥ずかしい思いをして、何日も落ち込んでいた。でも、それは異常なことではなかったのだ。人と比べて少し敏感なのだからしょうがないし、赤面したのだって正常な生理現象に過ぎないのだ。」

 

過去の否定的感情を中和する効果があります。リフレーミングして違和感や抵抗を感じるなら、もっといい別の見方、捉え方を試してみてください。そうやって、あなたにとってもっとも気持ちが楽になる意味付けをしましょう。

 

2-2. 客観的な視点からリフレーミングする

緊張や不安、否定的な感情が強まってきたら、この方法を試してください。

あなたのそばにいて、あなたをよく観察しているもう1人の自分が目の前にいるのを想像します。そのもう1人の自分に、リフレーミングをしてもらうのです。こんな感じで語ってもらうのはどうでしょうか。

「おいおい、平気か?緊張しすぎて今にも倒れそうな様子だぞ。でもまあ、お前は刺激に敏感に反応しやすいからしょうがないな。いったん深呼吸でもしてみたらどうだろう。大丈夫だ、別におかしなことではない。」

 

2-3. 時間を利用したリフレーミング

例えば、ずっと未来、30年後の自分になったつもりで、今の自分のことを冷静に見つめ直してみるのもいい戦略です。今とはまったく違う見方ができるかもしれません。思いもしなかった発見があるかもしれません。

 

3. あがり症克服に身体からのアプローチ

次に、リフレーミングよりも比較的短期間で、即効性のある身体からのアプローチも同時に紹介しましょう。

 

3-1. 水を利用する

水は精神を安定させ落ち着かせるために役立ちます。緊張が強くなってきたと感じたら、水を多めに飲むことです。それだけで脳の興奮を鎮めることができます。

長期的にも、水分を意識的に多く摂取することはあがり症の克服に貢献してくれるでしょう。水を飲むだけですから、すぐにできますね。

 

3-2. 呼吸を意識してみる

ゆっくりとした呼吸のリズムはリラックスした感情を生み出します。大きく息を吸い、ゆっくりと吐き出す呼吸をするといいでしょう。また、自分の呼吸に意識を傾けてみるだけでも、精神的に落ち着いてきます。

 

3-3. 自信を生み出す姿勢

身体の状態は心に反映されます。姿勢もそのうちの1つです。姿勢を変えるだけで、感情は大きく変化します。姿勢を正しましょう。まっすぐに立ちましょう。胸を張って、前をしっかりと見据えましょう。

また、別の方法として、

ゆっくりとした動作を意識することでリラックス感が得られたり、、、

怒りを表現するかのように拳を握りしめ、目を見開いたりすることで、エネルギーと自尊心が湧いていたり、、、

 

心は身体を反映することがわかると思います。

 

まとめ

 

リフレーミングはあがり症を克服するための最も基本的でかつ重要な技術です。これをマスターし、自由自在に物事の意味付けを行えるようになれば、必ずあがり症を克服できるでしょう。

また、即効性のある身体へのアプローチ手法も紹介しました。簡単に行えるものですが、効果は非常に高いのでこちらも試してみてください。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>