難発性吃音を改善して楽に声を出すための技術


難発性の吃音はどうやったら改善できるのか、何かいい改善方法は無いのか?

あなたがそんなふうに悩んでいて、そしてもっと楽に声を出したいと思っているなら、この技術を試してみてください。これを習得すれば、「声が出てこないかも、、、」「言えないかも、、、」といった難発吃音時の嫌な感覚が驚くほど軽減されます。難発吃音改善の技術

そしてこの技術があれば、「これを使えば大丈夫」という大きな安心感も手に入るでしょう。NLPのスキルを応用したこの「感覚切り替え」技術で、あなたの吃音を大きく変化させてください。

 

1. 難発性吃音を消滅させる
「感覚切り替え」の技術

 

まず、吃音改善において目的とすることは、「言いにくい」という感覚を少しでも緩和させることです。なぜなら、「言いにくい」という感覚があるからこそ、発語への過剰な意識の介入を招き、予期不安も引き起こされるからです。

その言いにくさが無くなれば、「あ、言えそう」という楽に声が出せる感覚が持てます。当然、予期不安も起こらなくなります。ですので、いかにして発語時の言いにくい感覚を解消していくのか、、、それが重要です。

それを実現するための技術、それがこれからお話する感覚切り替えの技術です。その具体的方法を説明する前に、3つの感覚のタイプについて理解しておきましょう。

 

1-1. 3つの感覚タイプ

 

人間の感覚には、大きく分ければ次の3つがあります。

  • 視覚
  • 聴覚
  • 触覚(身体感覚)

この3つ。そして人それぞれ、どの感覚が優先的に働くのかが違っています。視覚重視の人もいれば、聴覚重視も人もいる、触覚重視の人もいるということです。

これらは状況によっても変化します。例えば、リラックスしていたり、エネルギーに満ちているときは聴覚に感覚が集中するけれど、緊張感などのストレスを感じている状況では触覚に感覚が集中してしまう、、、といったように。

このように、ストレスを感じた状況下で集中して使用される感覚と、反対に望ましい状態にあるときに優先的に使用される感覚この2つが存在するということです。我々の状態によって切り替わっているのです。

普段意識していなければ、これは自然に無意識的に行われてしまうものですが、これを意図的に切り替えること、つまりストレス時の感覚を、望ましい状態の時の感覚に切り替えることで良いパフォーマンスが発揮できます。吃音状態から非吃音状態で話せる状態になる、ということです。

 

1-2. 難発時は触覚(身体感覚)に意識が集中している

 

そして難発状態になっているときは、触覚(身体感覚)が優先的に使用されています。だから喉の締め付け感や発語筋(スピーチマッスル)の硬直した感じなど、そういった身体の不快感を敏感に感じ取ってしまうのです。そこに全意識が集中します。

そうなると当然、言いにくい感覚が発生しますから、予期不安が起きて、実際に言葉に詰まってしまうのです。

だから、いかにして触覚への感覚のアクセスをブロックするか、、、それがキーポイントです。そのための最大のヒントが、実は身近にところにあります。それは何かと言うと、、、

 

1-3. 歌では吃音が出ない

これが最大のヒントとなります。歌ではどもらない、吃音が出ない。当然、言いにくさは感じませんし、言葉に詰まることもありません。なぜなら、歌を歌っているときには聴覚が優先的に使用されているので、触覚へのアクセスがブロックされているからです。だから吃音が消滅しているのです。

感覚の切り替えが無意識的に行われているということですね。ということは、これを意識的に行う練習をすればいい、ということになります。

 

 

2. 聴覚への感覚切り替えで難発吃音を
消し去る方法

 

吃音者は上手く話せているとき、つまり吃音を全く意識せずにスラスラ話せているときには主に聴覚が優先的に使用されている傾向が強いです。なので触覚から聴覚への感覚切り替え、これを行うことが出来れば難発吃音が解消されるということです。

ではそのための具体的な方法を2つほど紹介しましょう。

 

2-1. 心の中でリズムを刻む

 

メトロノームをイメージしてください。ゆっくり、左右に針が揺れている様をイメージします。身体の中に(お腹とか胸とか)メトロノームが埋め込まれていると思い込むといいでしょう。

話すときは、心の中でメトロノームがゆっくりと揺れているそのリズムを刻んで話すようにすればいいのです。ゆっくり話したいときはメトロノームでゆっくりリズムを刻んで、少しテンポを上げたければ速度を速めてください。

 

 

2-2. 体でゆったりとしたリズムを取って話す

 

歌を歌うようなつもりで、体を左右にゆったりと揺らしながら話してみてください。これは非常に効果的な方法です。言いにくい感覚が瞬時に消えて、気持ちよく言葉が出てくるのが実感できるでしょう。

ですので、これを繰り返し練習すれば難発吃音の改善に大きな成果が期待できます。こうやって話す練習を繰り返してください。脳は末端からの刺激によって、新しい発語運動ネットワークを形成します。繰り返し新しい話し方を脳に送り込み続ければ、あなたの吃音は全く違うものになります。 

  • 歌うように意識で、ゆったりと体を左右に揺らしながら話してみる

これで聴覚が優先的に使用され、触覚へのアクセスがブロックされます。その状態なら、言葉に詰まらずに話せるようになります。

 

3. 難発性吃音を防ぐ、視覚を利用したモデル

 

もしかしたら、聴覚よりも視覚が優先的に使用される方もいるかもしれません。その場合は視覚を利用するという方法も有効です。もしあなたが視覚タイプなら、こちらを試してみるのもいいでしょう。聴覚の時と同様、これも触覚へのアクセスをブロックしてくれます。

 

3-1. 言葉を視覚化

 

これから話す言葉、単語を頭の中にイメージしながら話すという方法です。頭にイメージした言葉を読み上げるような感覚です。これは完璧に行うのは難しいかもしれませんが、もしできるなら効果的な方法です。

頭でまずイメージしてから、話す。当然、単語をビジュアライズするのに意識が集中するので、かなりの感覚が視覚に集中します。2つ以上の感覚を同時に優先させることは難しいので、触覚へのアクセスは制限されるわけです。

 

3-2. 映像を思い浮かべながら話す

 

これから話そうとする単語だけではなく、 どんなイメージ、映像でも視覚への感覚切り替えは行うことができます。イメージ構築が得意なら、この方法がベストです。

1つ、テクニックをお伝えします。視線の動きです。どの方向に視線を向けるかでも、どの感覚に意識が集中するかは変わります。映像を思い浮かべる場合は、意識的に視線を上のほうに向けてください。そうすると、視覚感覚が優先的に使用されるようになり、触覚へのアクセスがブッロクされます。

反対に、視線を下に向けることはあまりしないでください。触覚にアクセスが向かってしまいます。

 

感覚切り替えで難発性吃音を改善しよう

この感覚切り替えの技術は、難発吃音を改善するための非常に強力なツールです。繰り返し練習して、いつでも、瞬時にこの技術を使えるようになれば、難発に苦しむことはあまりなくなるでしょう。そして「話せる」という自信もついてきます。

その自信が、吃音改善には最も必要なものです。ぜひ、何度も練習してみてください。難発吃音が大きく改善されていきますよ。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>